シグナスX専用のBIGインジェクターです。
ノーマルインジェクターより30%噴射量が多くなります。
ボアアップ車や各種チューニング車に必要なアイテムです。
当製品の取り扱いには高度なエンジンの知識が必要です。
インジェクターで燃料を吸気バルブの直近で吐出できることで霧化が良く、およびキャブレターの様な絞り部(ベンチュリー)
が無く吸入空気流路の抵抗が低減できる等さまざまな利点から従来のキャブ車より高レスポンス / 高出力を得る事が出来る
インジェクション車は「インジェクター」がチューニングの大きなポイントとなります。
大きなインジェクターに交換してHIパワーを目指した時、大きなインジェクターはノズルも大きいわけで、出てくる燃料も多い!
排気量を上げたエンジンには必要なものですが、もし燃圧が下がると噴射の粒子が荒くなることもあり、そうなれば気化しにくくなります。
そうなれば完全燃焼しにくいからパワーも当然出にくいのです。
インジェクターは電圧がかかれば動作します。実はONとOFFしかありません。でもよく勘違いされるのですが
電圧が高ければ燃料を沢山吹く訳ではないのです。電圧ではONになってから本当に燃料を吹き始めるまでの時間が短くなるだけなのです。
これを「無効噴射時間」と言います。但し普通は何百分の一秒とか言う単位なので知ってて損はないって程度です。
さらにインジェクターは燃圧が高ければ余分に吹きますし、低ければあんまり噴射しません。その燃圧を制御してるのが
「燃料レギュレーター」です。(別売)
色んな設定値や「形」があり、一概になんでも好きなものが付けられるとは限りません。当然シグナス専用部品になります。
燃圧を上げると同じインジェクターで同じ時間噴射しても排出燃料量は当然増えます。
セッティングの事を考えると、出る量が多いって事は、出す時間を短くすればよいのですが、あんまり短い時間だとインジェクターは
正常に動作しません。これを「最低駆動時間」と言います。必要以上に大きくして絞るとトラブルになります。ご注意ください。
さらに大きなインジェクターで高回転まで回すと燃料ポンプの排出量が足りなくなり「燃圧」が不安定になることがあります。
そうした場合は排出量の多い強化ポンプ(別売)等を用いて毎分の供給量を上げることにより燃圧を安定化させます。
これらの事をを踏まえて必要なパーツをバランスよく組み込むのがインジェクションチューンの基本となります。
当社インジェクターはノーマルに対して噴射量が約20%UP/30%UPの二種類があります。
排気量やヘッド(バルブの大きさ)にあった燃料を供給するために燃圧を上げたり、インジェクターを適正なものにしたりして
まずは大まかなところを見つけ出したら、必ず燃料の調整を行って下さい。
当製品はレース専用部品です。どの様な場合でもクレームの対象にはなりません。また当製品を使用してのトラブルには
一切責任を持ちません。個人の責任においてのみご使用下さい。
インジェクターはセッティングパーツです。この部品だけで性能を上げるものではありません。インジェクションの知識がない方は
取り扱わないで下さい。重大なトラブルの原因になります。
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