PCX125(フレームNOJF28モデル)に対応します。
スライドリング下にボールベアリングを隙間無く配置することでセンタースプリングがねじれずに、よりスムーズな動きに!
駆動系の動きが軽く、キックバックもスムーズ
一般的な既製品のスライドベアリングではなく、ノーマルのカバー内部にボールベアリングを配置。
スプリングホールドスライドリング(可動部)はハイチューンマシンの遠心力でバネが開いてしまう現象に対応し、スプリングガイド形状になっており、高回転でスプリングが開いてしまうのを防ぎます。
一見滑らかな動きをしてる駆動系ですが、センタースプリングとトルクカム(またはクラッチ側当たり面)のトルクカム作動ねじれ時に発生する摩擦抵抗が発生します。トルクカムは自身がねじれながら上下にストロークするため、キックバック特性を強くする為にカム溝(パワースリット)を寝かせれば寝かせるほど、カム自身がストローク(開く・閉じる)する時に「ねじれながら」動いてしまいます。その時にセンタースプリングをねじりながら圧縮し、バネの両端との間に強い抵抗が生まれ、本来のセンタースプリングの力に加え、この抵抗がねじれて動こうとするトルクカムに抵抗を与えているのです。
バネの両端は擦れ合い、抵抗値を示しながら少しは動いています。
しかしこれでは精密な駆動系セットUPは望めず、スムースな変速は望めません。特に頻繁にキックバックを繰り返すストリートバトルや、周回レースなどでは、最初と最後ではやはり駆動系のセッティングが変わってしまい、よくヘタってきてるなどと言われます。センタースプリングも逆のねじり抵抗を受けながら伸び縮みしていますのであまり良い状態とはいえません。
この部分を「完璧にスライドさせて」抵抗をなくし、純粋なセンタースプリングの張力値とトルクカムの動きを阻害しないようなシステムを開発しました。
独自の規格を作り、錆びない高硬度なステンレス素材から部品を削りした物に熱処理と特殊表面処理で更に硬度を上げました。
PCXのノーマルセンタースプリングは使用3〜4ヶ月で自由長が数ミリ縮む位、割と変化の大きなものですがシステム自体の実質な厚さも極薄でスプリングの性能に影響を与えないように製作されています。
またベアリングロールボールは組み付け時についつい無くしてしまう事を考慮して初めから少し多めに入ってる親切パッケージです。
材 質
●スプリングホールドリング部 …特殊ステンレスムク材からの削り出し
●スプリングホールドリング部表面・・・熱処理+特殊表面処理
●ロールボール…専用ベアリング鋼球
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